救国のレジリエンス「列島強靭化」でGDP900兆円の日本が生まれる(感想)
トークセッションの際に購入し、藤井先生にサインしてもらった本です。
藤井先生の本は今回初めて読みましたが、藤井先生が出演している動画をよく見ていたのですんなり読むことができました。
そして、わかりやすい。
迫りくる関東、東南海、西日本大震災に備え、列島を強靭化しなければならない。
確かにそう思います。
太平洋ベルト地帯で、日本のGDPの約7割を占めているが、この地域こそ大地震が起きる可能性が高く、防災・減災の処置をしなかった場合の被害は甚大なものとなる。
そのため、あらゆるものを地方に分散させて被害を少なくする。
それにはインフラの整備、公共投資が必要であると。
道州制にするとますます都市化が進み、そこに地震がきたらと思うと…。
中でも興味を引く箇所が、明治初期と現在の人口ベスト15の変遷です。
見事なまでに新幹線が通っている箇所が増えて、通っていない箇所が衰退したか一目瞭然です。
大都市圏との交通整備は、地方にとって重要であると再認識させられます。
このまま、公共事業が増えなかった場合、震災に耐えられないばかりか、日本がますます経済的にも心も貧しくなってしまうさまが見えます…。
現在の閉塞感は、規制緩和や改革ではなく、公共事業で打破される。
そのためにも、安倍新総裁には頑張ってほしい。
救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
- 作者: 藤井聡
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/21
- メディア: 単行本
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